第6回異文化・宗教間対話世界会議は6月8日、「A Path Towards Peace(平和への道のり」と題するパネルディスカッションを開催しました。

「世界的に危機に瀕している宗教と、信仰を公言し広める自由」をテーマに掲げる同イベントは、ブエノスアイレス市内のベートーベン財団講堂行われ、UPFアルゼンチンも参加しました。

末日聖徒イエス・キリスト教会南米地域法律顧問のデビッド・フロール博士の司会のもと、ユダヤ教保守派のラビであるマルセロ・バテル氏、サイエントロジー・アルゼンチン会長のグスタボ・リバルディ氏、バハイ教に属し平和教育センター創設者を務めるソフラブ・ヤズダニ氏、そしてUPFアルゼンチンのミゲル・ウェルナー会長が議論に加わりました。

パネリストらは、「すべての人は、思想、良心及び宗教の自由に対する権利を有する」と謳う世界人権宣言に言及しながら、現在、こうした自由があらゆる地域の国々で脅かされており、迫害、投獄、差別、汚名を着せられていると指摘。

また、ヴェルナーUPFアルゼンチン会長は、「紛争や貧困など、絶望や混乱に苦しむ現代社会の諸課題を解決するために、さまざまな宗教コミュニティが提示する、神と他者を愛するという精神的伝統と優れた実践の価値について、私たちはこれまで以上に再考する必要があると思う」と主張しました。

また、イベントを主催した同会議のグスタボ・ギレルメ会長は、「宗教間の対話と協力、相互理解、そして特に友愛を拡大し、強化することが必要だ。友愛は、深く分断された社会に与える最良のメッセージであるだけでなく、偏見を排し追、差別を回避する」と強調しました。