UPFの分野別プラットフォームの一つ、平和と開発のための宗教者協議会(IAPD)のアフリカ支部はこのほど、アフリカの平和と発展のために協力するため、アフリカ連合(AU)との間で正式な覚書(MOU)を締結しました。同調印式が4月4日、エチオピアのアディスアベバで行われました。
調印式に出席したIAPDアフリカのサミュエル・ハデベ議長は今回のMOU締結について、「アフリカ先住民の精神性にとって画期的な出来事」と高く評価。にあたり、エチオピアのアディスアベバにあるアフリカ連合(AU)本部でアフリカ先住民の精神性を高く掲げました。
調印式にはこのほか、AUの市民社会部門の責任者であるエル・タナニー氏、市民および民族離散(ディアスポラ)問題担当局のヘイゼル・モーリーン・ディクソン氏をはじめ、著名な精神的・宗教的指導者などが集いました。
AUは、アフリカ大陸を構成する55の加盟国からなる大陸機関。その目的はAU加盟国の主権、領土保全、独立を守り、アフリカ大陸の政治的および社会経済的統合を加速し、大陸の平和、安全、安定を促進することです。IAPDアフリカはこれまで、ハデベ議長の精神的指導の下、アフリカ大陸の政治指導者に精神的な平和ビジョンを提供してきました。
AUとの連携強化により、アフリカ大陸の平和と安定のさらなる促進が期待されます。