UPF欧州・中東は7月26日と8月4日、5日にかけて「韓(朝鮮)半島の平和統一に向けて平和の世界文化創造 」と題した国際指導者会議(ILC)を開催しました。
同地域の4都市で行われた7つのセッションは対面とオンラインのハイブリッド形式で行われ、多数の各界有識者、専門家が参加しました。
7月26日に行われたセッションは「ピースロード2022」シリーズの一環として、ドイツ・ベルリンのベルリン・シティ・ミッション・フェスティバル・ホールを会場に開催されました。会議には、韓国などからの代表団を含め、ヨーロッパ各地と中東から約200人が参加しました。
オープニングでは、ウクライナ情勢や朝鮮半島の分断状況を念頭に、ピースロード2022が掲げる「(欧州)に新たな壁はいらない」 のテーマと運動の意義を再確認しました。
オープニングに続き、2つのセッションが行われました。セッションⅠでは「朝鮮半島と欧州における平和の展望」をテーマに議論が展開されました。登壇者は、現在欧州とアジアで起きている紛争を20世紀の紛争に照らして分析。「勝者が敗者に恥しめることによって平和は実現しない。軍事力は敵対行為に終止符を打つ手段かもしれないが、永続的な平和と和解は、犯した罪と残虐行為を正直に認めることから築かれなければならない」という結論に達しました。
セッションⅡはUPFの友好団体である世界平和青年学生連合(IAYSP)が主催して「ピースロード: 持続可能な平和に向けたグローバルプロジェクト」をテーマに行われました。
このセッションでは、ピースロード・イニシアティブのビジョンと応用に焦点を当てました。若者たちは紛争解決や和解のために、革新的なツールやリソースをどのように活用し、相互に世界平和への道を切り開くことができるのか。発表者は、国際機関における若者の参加に注目が集まっていることを説明し、ピースロード・イニシアティブの発展の鍵は、国家、文化、宗教の壁を超えた真の取り組みにあるとの見解で一致しました。
7月27日には同市のブランデンブルク門でピースロードのイベントが開催され、「欧州に新たな壁はいらない」をスローガンに、ウクライナ戦争の停止や朝鮮半島の統一、地域における自由と平和を訴えました。また自転車に乗った参加者はピースロードの旗を持ってベルリン市内を走っていきました。