韓国内の専門家ら200人が参加
UPF韓国は9月14日から15日にかけて、ソウルのロッテホテルワールドで、朝鮮半島の平和実現への方策を話し合う「国際指導者会議(ILC)2021 in Korea」を開催しました(=写真上)。
UPFの創設者である文鮮明総裁の逝去9周年、文総裁・韓鶴子総裁の北朝鮮訪問30周年を記念して企画された会議では、政治、経済、宗教、メディア、学術などの専門家約200人が、朝鮮半島の平和体制構築について議論しました。会議の模様はインターネットでも中継され、約5500人が視聴しました。
UPFが組織する8つの分野別プロジェクトの一つである世界平和頂上連合(ISCP)が
主催する開会セッションでは、李現榮(イ・ヒョニョン)UPF韓国会長が主催者を代表してあいさつしました。
トーマス・ウォルシュ・UPFインターナショナル議長によるビデオメッセージに続き、文妍娥(ムン・ヨナ=写真右)UPF韓国議長があいさつしました。文議長は、議論に参加した専門家・有識者に謝意を述べるとともに、「UPFが掲げる『共栄・共生・共義』のビジョンを具現化する提案が検討されるよう期待する」と述べました。
黄熙(ファン・ヒ=写真左)文化体育観光部長官はビデオによる祝辞の中で、「世界が新型コロナウイルス感染症のパンデミックという前例のない危機を迎えているなか、今こそ危機を克服し、調和と共存の道を模索するための共同の努力が必要だ」と述べ、南北平和統一のためのビジョンの共有が必要との考えを明らかにしました。
世界平和議員連合(IAPP)の韓国共同会長を務める林鍾聲(イム・ジョンソン)議員は、ILCでの議論を踏まえ、南北統一を進めるためにさらなる努力をすることを約束しました。
基調講演を行った金漢正(キム・ハンジョン=写真右)議員は、平和維持活動は単なるスローガンではなく、国家の生存と繁栄に直結するものだと強調。「新冷戦時代の到来とともに、朝鮮半島の平和は世界平和の構築に重要な役割を担っている」としたうえで、「平和の促進に韓米同盟の強化が必要との考えに議論の余地がない。韓・米・日の連携も強化されなければならない」と述べました。金議員はまた、「韓日海底トンネルの夢をあきらめてはならない」と述べました。
開会セッションの後、政治、経済、メディア、学術、宗教、女性のリーダーシップの6分野に分かれディスカッションが行われました。各セッションには韓国内の著名な専門家が多数参加しました。
UPF韓国では、「今回のILCの成果を今後の朝鮮半島の平和的統一に向けた取り組みにつなげていきたい」としています。