「PEACE ROAD(ピースロード)2021 in Japan」中央実行委員会は10月1日、東京都新宿区の会場で「PEACE ROAD 2021 in Japan 報告会&解散式」をオンラインで開催し、全国の都道府県実行委員会の役員、スタッフなど約100人が参加しました。
最初に共同実行委員長の水野達夫・元駐ネパール大使(写真左)があいさつ。水野実行委員長は自身が人口戦略家として少子化に関する本を出版し、講演をするなど活動を具体化していることに触れ、世界平和というスローガンを掲げて活動しているピースロードを通じて、世界平和を自分たちの日常のなかでいかに具体化したものとしていけるかが大切であると述べました。
続いて、今年のピースロード活動について事務局が総括。コロナ禍の中、地域ごとに感染対策に万全を期しながら昨年以上に活発な取り組みが行われた様子が報告されました。特に、9月3日から3日間にわたって行われた九州ツアーには全国から青年ライダーが集結。日韓トンネルの調査斜坑(佐賀県唐津市)などを見学しながら、ピースロード運動と国際ハイウェイ・日韓トンネル実現を通じた平和ビジョンについて学びを深めるとともに、平和をつくるリーダーになることを決意する機会になったと振り返りました。
続いて、5つの地域の担当者が活動を報告。平和を希求する若者が汗をかきながら平和メッセージを伝えるピースロード活動に、地域自治体や宗教施設が高い関心と共感を寄せてくれたとの報告がなされました。
実行委員会役員が今年の取り組みついて感想を述べたあと、魚谷俊輔UPF事務総長(実行委員会事務局長)が来年の活動方針を発表。ピースロードを通じた日韓姉妹都市交流の促進などが提案されました。草の根レベルの日韓相互理解と相互信頼に基づく交流を活発化することで、外交面でも関係改善に貢献できればとの期待が示されました。
最後に、梶栗正義実行委員長(写真左)があいさつ。梶栗実行委員長は日韓トンネル提唱40周年を迎えた今年、全国の代表ライダーが日韓トンネルの斜坑現場を訪問した九州ツアーについて言及。全国で展開しているピースロードが日韓トンネルとつながることにより、九州だけでなく全国の人の思いを束ねることのできる平和運動として、より意義のあるものになるだろうと強調しました。