世界194カ国・100万人をオンラインで結ぶ

UPFなどが主催する「朝鮮半島の平和のための祈りの集い」が12月5日、韓国の清心平和ワールドセンターなどをメイン会場に、世界各国をオンラインで結んで開催されました。第二次世界大戦後、分断されたままの朝鮮半島に平和的統一を実現するために、トランプ前米国大統領のスピリチュアル・アドバイザーを務めたポーラ・ホワイト牧師(=上の写真右)をはじめとする宗教指導者が集い、癒しと再生をもたらす祈りの集いとして企画されました。世界194カ国から100万人以上が視聴参加しました。

司会を務めた尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)世界本部長は、UPFの文鮮明・韓鶴子総裁が電撃的な訪朝を果たし、金日成主席(当時)と会談(1991年12月6日)して今年で30周年になることを紹介。以後、UPFを中心に南北の平和的統一を実現するため、広範な活動に取り組んできたことに触れました。また、「南北の分断状況は人間中心の思想に基づいているためであり、解決への方策は神中心のアプローチを適用することである」との韓総裁(=上の写真中央)のメッセージを紹介し、この日参加した宗教指導者の役割を強調しました。

続いて、諸宗教間の調和と平和への祈りを込めて「合水」の儀式(=写真左)が行われ、異なる宗教・宗派の指導者による祈りが行われました。会場の壇上では42人の宗教者が参加し、厳かな儀式となりました。

歓迎のあいさつを行ったホワイト師は、ギリシャ語で「回復」を意味する「アポカタスタシス」という言葉を説明し、神の働きを表現しました。「私は、神がご自身の民を本来の意図に合わせて回復させ、再構成していると信じています」と述べたホワイト師はまた、今の時代を、ヨシュアが民衆を率いてエリコの城壁を囲むように行進した時に例えて、「宗教指導者たちが一致団結すれば、その祈りは大きな叫びとなって天に届き、私たちを分断する人工の壁は取り払われるでしょう」と訴えかけました。