東京・練馬の会場で11月21日、「ピースロード・コンサート2021」(主催:ピースロード練馬、共催:西北東京平和大使協議会・YSP練馬支部)が開催されました。

この夏、自転車縦走による「ピースロード2021 in Japan」が全国で活発に行われましたが、世界平和を推進するためにUPF総裁の文鮮明・韓鶴子夫妻が強調しているのが「(他者の)ために生きる」ことの大切さです。ピースロード練馬では、これを「ピースロード精神」として受け継ぎ、年に一度の自転車走行に終わらせず、地域に根差した活動として定着させるべく、8月から毎月、30~40人が参加する環境保全活動を実施してきました。

今回のコンサートはこうした活動の一環として行われたもの。会はピアノとコントラバスの穏やかな音色で始まり、自転車で地域をつなぐピースロード運動や国際ハイウェイ構想を映像で紹介した後、「雅(みやび)太鼓」という、地元在住の方々による和太鼓の音色に合わせて、ボランティア活動の映像が流されました。

次に、西北東京平和大使協議会の趙成旭(チョ・ソンウク)共同議長が主催者を代表してあいさつしました。趙議長は「理念や宗教を超え、地域活性化のために奉仕活動を推進してきた。今回のコンサートは、音楽を通してコロナ禍で苦労されている方々に希望と勇気と慰労を差し上げたいと願って企画した」と述べ、企画の趣旨を説明しました。その後、来賓紹介に続いて平和大使の任命が行われ、第1部が終了しました。

第2部では「懐かしい金剛山」「イムジン河」など、南北に分断された朝鮮半島の悲哀と南北の人々がお互いの地を愛おしく思う楽曲がヴァイオリニストであるジョン・チャヌ氏の解説とともに演奏され、本格的なピアノ五重奏を聴くことができました。

最後に、シンガーソングライターの飯岡泰山さんが妻の恭美さんのサキソフォン演奏とともに「ひとつになるまで」を熱唱して幕を閉じました。

コンサートには500人を超える人々が参加し、「感動しました。また開催してほしい」との声も聞かれました。(レポート:西北東京平和大使協議会・中村公一事務局長)