UPFフランスとNGO団体「アフガニスタン平和対話」の共催による記念行事が9月22日、バリにあるUPFフランス本部事務局で開催されました。「アフガニスタン:この国の現状、そして団結と繁栄する国家建設のための視点」をテーマに行われた同行事は、国連「国際平和デー」(9月21日)を記念するもの。

最初に、UPFフランスのパトリック・ジュアン副会長が「国際平和デー」について説明。その後、専門家によるスピーチが行われました。

パトリシア・ローランド元欧州議会議員は、アフガニスタンの少女たちへの教育支援や女性議員団のヨーロッパ職場訪問実施など、1990年代から行ってきた活動について説明しました。

また、パリ地政学アカデミー会長のアリ・ラストビーン博士が登壇し、タリバン政権と展望についての分析を発表しました。

続いて、共催団体「アフガニスタン平和対話」の代表を務め、平和大使でもあるレザ・ジャファリ氏が登壇し、自身の活動を積極的に支援する、フランソワ・ベキオーパリ市議会議員とパリ市役所で参事官を務めるジュヌヴィエーヴ・ガリゴス氏(アムネスティ・インターナショナル・フランス前会長)を紹介しました。両氏はジャファリ氏の行う移民人権擁護活動を高く評価しました。同団体はフランスに移住したアフガニスタン人を支援し、祖国に平和と和解をもたらすために尽力しています。

その後、タリバンがアフガニスタンを占領した後にフランスに移住した難民2人が登壇。新しい国で言葉の通じない中、安定した生活を送る上で必要なことについて経験を交え報告しました。

最後に、UPFフランスのジャック・マリオン会長は、UPFがアフガニスタンで取り組んできた様々な教育プログラムについて説明。また、2017年にアフガニスタンの偉大な教育者であるサキナ・ヤクービ博士が、UPF創設者によって設立された鮮鶴平和賞を受賞したことにも言及しました。