UPF米国とACLC(米国聖職者指導者会議)の共催による国連「世界父母の日」を祝賀する記念行事が7月22日、米国ワシントンDCで開催されました。行事の中で行われた「米国父母賞」の授与式には、受賞者とその家族、友人など約150人が参加しました。

冒頭、主催者を代表してUPF米国のトミコ・ダガン上級副会長があいさつ。副会長は、UPFの共同創設者である韓鶴子総裁が1993年に米国議会で行った演説の中の、次の言葉を読み上げました。

「家族は社会の永遠に変わることのない起源であり、土台であり、積み木です。国家も世界も、あなたの幸せの基盤ではありません。家族こそがそうなのです。それゆえ、私たちが最初に求める理想は、世界の中にあってはならない。家族の中にあるべきなのです」

副会長は、UPFのこうした理念が「世界父母の日」の制定趣旨につながっていることを強調しました。

その後、2022年度「米国父母賞」を受賞したエド・ポーク、シャロン・ポーク夫妻が基調講演を行いました。エド氏は、両親の存在と役割が子供たちの心身を養育するために重要であると指摘するとともに、そうした役割を果たすための指針の一つとして信仰の重要性について語りました。

続いて、今年度の「米国父母賞」の授賞式が行われました。アンジェリカ・セル女史(2023年度「米国父母賞」選考委員)が今年度の候補者7組を読み上げ、そのうちの1人、マニャンゴ・ウィルソン牧師夫妻を同賞に選びました。

マニャンゴ牧師は、母国(リベリア)の当時の軍事政権によって(学生リーダーとして)死刑を宣告されました。その後、釈放され、ノースカロライナ州の大学に通うために渡米しました。渡米先で出会ったアンジェラ婦人と結婚。その後34年間連れ添い、4人の子宝に恵まれました。