UPFペルーは10月28日、同国国会内の講堂で国連デー(10月24日)を記念するフォーラムを開催しました。同フォーラムは国会議員のアベル・アウグスト・レイエス・カム氏(平和大使)の協力で実現したものです。

最初に主催者を代表して、シン・ドンモUPF南米議長があいさつし、UPFが世界的に推進している平和イニシアチブについて紹介。UPFの理念に沿って精力的に活動するペルーの平和大使に対して、感謝の意を表しました。

続いて、レイエス・カム氏が開会のあいさつを述べました。同氏は世界各国で展開されるUPFの活動が「他者のために奉仕する」という基本理念に基づいていることに言及しました。その上で、今後もさまざまな分野の平和大使が協力し、世界平和に資する活動を推進しながら、国連憲章が掲げる理想を果たしていくことを参加者に呼びかけました。

続いて2人のスピーカーが登壇し、国連憲章が謳う国連の果たすべき役割について講演しました。

そのうちの1人である、ラテンアメリカ法研究普及委員会(CEDDAL)のベラスケス・ラミレス会長は、哲学者イマヌエル・カントの「人間の尊厳は貴重である。人間の尊厳は何物にも代えがたいものである。それは現代社会を構築するための神聖な価値原理である」という言葉を引用。世界全人類の平等を実現するために、貧困などの地球規模の問題の根絶を訴えました。

最後に学界・官界・宗教界・経済界などで活躍する指導者36人が新たに活動をともにする平和大使に任命され、任命状が手渡されました。

※国連デー(United Nations Day): 国連憲章の発効とともに国連が正式に発足した日(1945年10月24日)ににちなんで制定された。国連総会は、この日を「国連の目的と成果を世界の人々に知らせ、国連の責務の支持を得ることに捧げる」と宣言した。