韓国UPFは3月22日、ソウル市の白凡金九記念館で「危機に立つ『朝鮮半島平和』2022」をテーマにフォーラムを開催しました。
新型コロナウイルスの防疫指針に従って開催された今回のフォーラムには、各分野の専門家、有識者、平和大使ら約90人が参加したほか、Youtubeチャンネル「UPF Korea」の生中継を通して約300人が視聴参加しました。
最初に文妍娥UPF韓国議長(=写真左)が開会の辞を述べました。文議長は「このフォーラムを通して皆の経験と知恵を共有し、朝鮮半島の平和を実現するために私たちがなすべき努力について考える時間となることを願う」と述べました。
次にシン・ジェゴン元韓国国会議員(=写真下)が主題講演を行いました。第16・19・20代国会議員であり、外交統一委員会委員長も歴任したシン氏は、ウクライナ問題や米中対立の激化は、再び日米韓と北朝鮮・中国・ロシアの新冷戦の構図を朝鮮半島を舞台に展開させている点を指摘。こういった厳しい時期にこそ、朝鮮半島の平和のために注力しているUPFと本フォーラムの参加者が、どのようにして平和を構築していくべきかを深く考えなければならないと強調しました。
講演後に主催者としてあいさつしたイ・ヒョニョンUPF韓国会長(=写真下)は、「(講演を通じ)今日私たちが踏みしめているこの地(朝鮮半島)が、歴史的、地政学的に見てどれだけ大切なのかを感じることができた」とし、政治的な論理だけではなく、この地を守ってきた多くの人々と、今後この地で生きていく未来世代のことを考えながら私たちの知恵を発揮していきたいとの感想を述べました。
イ会長はさらに、UPFがこれからの未来のために行動する実践的な組織となり、朝鮮半島の平和を具体的に築いていきたいと述べて、フォーラムを総括しました。