朝鮮半島の平和と統一を祈願し、休戦ライン沿いの155マイル(249.4km)を馬に乗って走行するイベントが韓国・江原道・高城でスタートしました。

UPFの友好団体である南北統一運動国民連合(ソン・グァンソク会長)は国際乗馬コンテンツ振興院と共同で4月13日、休戦ラインの東端に位置する高城の明波海水浴場で「DMZ(非武装地帯)東西横断乗馬遠征」の出発式を行いました。

今回の行事には、馬に乗って走行する遠征隊員4人をはじめ国民連合会員、地域住民など合わせて約50人が参加しました。

チョ・ヤンムク国民連合京義南部会長は歓迎の辞の中で、「『ピースロード統一大長征』はUPFの文鮮明、韓鶴子総裁の統一の悲願が込められた世界的プロジェクト」と紹介。自転車による国土縦断で始まったプロジェクトが今回、乗馬遠征の休戦ライン横断という形に拡充した経緯を説明した上で、「ピースロード活動を今後も粘り強く続けながら必ず統一を引き寄せよう」と訴えかけました。

遠征隊長として参加したペク・ジェヒョン国際乗馬コンテンツ振興院長は、「韓民族は代々、馬に乗って荒野を疾走していた偉大な民族だった」とし、「休戦ライン155マイルを馬に乗って力いっぱい走ることによって分断の現実と美しい韓国の山河を国際社会に知らせ、時代的召命である統一に備える強い韓国人の意志を示したい」と強調しました。

続いてペク遠征隊長をはじめとするピースロード乗馬遠征隊は、日本海と休戦ラインの警戒所が見える明波海岸で4頭の駿馬に乗り、力強く走り出しました。

「高城から江華までDMZ東西横断ピースロード」のプラカードを取り付けた大型馬運搬トレーラーもその後を追いました。

遠征隊は韓国・行政安全部がつくった「統一を開く道」を利用し、楊口と華川、鉄原、漣川、坡州、金浦などを通り、27日に目的地の江華に到着する予定です。途中、地域の乗馬同好会も一部の区間で参加し、坡州では平和合唱団の弦楽4重奏アンサンブルが出演する統一音楽会も開かれます。また期間中、メディアが同行取材し、ユーチューブなどを通して報道する予定です。

国民連合は今年「ピースロード統一大長征」10回目の記念行事として今回の「DMZ東西横断乗馬遠征」プロジェクトを企画しました。6月から始まる統一大長征には、米国や日本など世界160カ国が参加予定。このほかにも、国土縦断自転車走行、東西ドイツ・グリーンバンドの自転車縦走など、さまざまなイベントを通じ朝鮮半島統一の祈願行事を行う予定です。