UPF英国は8月上旬、ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムにあるエコパーク内に「ピース・ガーデン(平和の公園)」をつくる活動を行いました。同活動は自然保護活動を行う慈善事業団体「バーミンガム&ブラック・カントリー・ワイルドライフ・トラスト」との共同プロジェクトとして企画されたもので、期間中、約30人の青年ボランティアが参加しました。
活動は男性と女性の2つのグループに分かれて行われました。女性グループは8月1~3日、丈の長い葦や草を取り除き、肥沃な新しい土と入れ替えて、同公園内に花壇を造成。ここに花を植え、今後そこから得られた種は翌年以降、バーミンガム市内の公園や緑地にまく計画です。
8月8~10日に行われた男性グループの活動は、まず公園内の区画にジャングルのように生い茂ったままの草木をきれいに刈り取るところからスタート。その後、周囲をフェンスで囲み、人々が自然の中で瞑想したり、ゆっくりと時を過ごせるようにベンチを設置する作業を行いました。
活動期間中には地元の市議会議員やキリスト教・イスラムの宗教指導者など、数々の有識者が公園を訪れ、活動する青年らを激励しました。
参加者の人種、宗教、文化、国籍はさまざま。プロジェクトは、互いの考えや文化の違いを感じながらも、1つのゴールに向かってチームワークを築いていく中で、相互理解を深める絶好の機会になったようです。また参加者は、活動を通じて地域社会のために奉仕する喜びを感じ、深い友情の絆を深めました。
UPF英国では11月22日、英議会会議場内で「UPF青年賞授賞式」を開催する予定で、今回のプロジェクトに参加したモハメドさん(男性、ソマリア出身)とエヴァンジェリンさん(女性、スリランカ出身)さんを表彰するとしています。受賞する2人は、プロジェクトで得た経験や青少年の社会的・人道的活動の意義について報告することになっています。