WCLC-Japan(世界キリスト教指導者会議)とIAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)の共催による第2回WCLCフォーラムが5月26日、東京の会場で開催されました(=写真上)。今回は、横須賀在住の米国人牧師チャールズ・ホール師が「世界平和と救済〜神の召命(Would Peace and Salvation – Calling from God)」と題して講演。約30人のキリスト教、神道、諸宗教の代表者らが耳を傾けました。

WCLCは2019年12月28日に創設され、「神の下の一つの家族(One Family under God!)」の理想に共鳴するさまざまな教派のキリスト教指導者が集っています。日本からも代表団が参加し、代表の日本人牧師が韓鶴子総裁より創設メンバーとして運営委員に任命されました。これにより、日本国内でもIAPD-Japanの協力を得て、WCLCのビジョンに賛同する牧師のプラットフォームづくりを進めています。

ホール牧師(=写真)は、17歳で米海軍に志願し、30年間海軍将校として勤めてきました。その間に神の召命を受け、1991年に牧師となり、2004年には世界ペンテコスタル会議(Pentecostal Assembly of the World=PAW)の監督に選任されました。極東キリスト聖職会(Christian Ministry Far East)を創始し、長年日本での宣教活動を続け、今年3月にはPAWのアジア・太平洋地域主任監督に選任されました。

ホール牧師とIAPDとの出会いは3年前に遡ります。ホール牧師の主宰する極東キリスト聖職会が2019年11月にACLC(米国キリスト教指導者会議)で活躍するノエル・ジョーンズ牧師を招待して復興礼拝をおこなった際にIAPDのスタッフも参加し、その後、親しい交流を続けてきました。

この日の講演で、ホール牧師は世界平和のために世界の指導者を導く韓鶴子総裁とUPFの働きに敬意を払いながら、自身の神からの召命体験と世界平和への思いを熱く語りました。ホール牧師は、母親が残した手紙を通じ、生後間もなく生命の危険が迫った時に、母親が教会に連れていき洗礼を授け、神に奉献する祈りをしたので今日生命があることを知ったといいます。後に教会で賛美歌を歌うことに喜びを覚えるようになりました。

1986年に初めて神の召命を受けた時は応えなかったものの、90年になって「この道を直くせよ」とささやく神の声に従うことになったといいます。以来、正しく神のことば、イエス・キリストの福音を、勇気をもって伝えることに力を尽くしてきたと語りました。

世界平和に関しても、「私たちを通して働かれる神様に信頼し、創造主が送って下さったイエス・キリストの福音を人々に知らせ、神様との関係を回復していく以外にない」との確信について語りかけました。

講演の後、活発な質疑応答の場が生まれ、一人ひとりが平和に対する熱い思いを抱えて各地へと出かけていくような会となりました。最後に平和大使任命式を行い、ホール牧師に任命状が渡されました。