3月8日は国際女性デー。女性が参加しやすい包括的(インクルージョン)な社会を目指し、1975年3月8日に提唱され、77年に決議されました。毎年この時期に世界各地で記念行事が開かれています。

今年のテーマは「女性に投資を(Inspire Inclusion)」。女性デーに際して、グテーレス国連事務総長はメッセージを発表。女性に対する暴力をなくすためのプログラムや、経済、デジタル技術、平和構築、気候行動における女性のインクルージョンやリーダーシップを推進するためのプログラムに対し、積極的な投資を呼びかけました。

メッセージの中でグテーレス事務総長は、今なお、世界の何十億人もの女性や女児が疎外や不公正、差別に直面しているとし、現在の速さでは女性の法の下の平等が完全に実現するのは300年ほど先になると指摘。その上で、各国は女性の権利促進に積極的な投資が必要と訴えました。

事務総長はまた、「女性の平等」が権利の問題であるだけでなく、「女性の権利は、公平で、平和で、繁栄する社会へと向かう確かな道」と強調しました。

<グテーレス事務総長のメッセージ>
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