UPFペルーは10月10日、首都リマにあるカーサ・ラモン・カスティーリャ記念ホールで、国連「国際平和デー」を記念する行事を開催しました。
会の冒頭、参加者全員が黙祷するなか、「平和と開発のための宗教者協議会(IAPD)」ペルーの委員を務めるアパリシオ・フエンテス・ギサード司教が世界平和のための祈祷を捧げました。
イベントの会場名にもなっているラモン・カスティーリャ大統領は1945年から2期にわたり大統領を務め、ペルー国軍の創設にも寄与しました人物。さらに、米州会議開催、南米初の鉄道建設、民法制定、奴隷解放などの実現に貢献し、「建国の父」ともいえる存在として讃えられています。
その精神を受け継いだのが、ペルー陸軍准将であり、ラモン・カスティーリャ研究所代表のヘルマン・ハーマン・カリージョ氏。UPFペルーでは、氏の優れたリーダーシップと専門性、そして崇高な精神性とともに、平和活動を積極的に展開していることなどを讃え、「リーダーシップ&グッド・ガバナンス」賞を授与しました。
その後、トレバー・ジョーンズUPFペルー会長が、英国ロンドンの地からオンラインを通して歓迎のメッセージを述べました。ジョーンズ会長は、「困難な時代だからこそ、平和大使が主導した継続的活動を行う必要がある」と強調しました。
メインプログラムとして、ペルー外務省勤務で大使経験のあるジュアン・アルバレス・ヴィタ氏と、同国元下院議員で聖職者でもあるオレステス・サンチェス・ルイス氏の記念講演がありました。ヴィタ氏は「国際平和デーの重要性」について、ルイス氏は宗教者の立場から「神の心情から生じる平和」をテーマとしながら、それぞれ平和について本質的な考察を促すメッセージを語りました。
最後に、プエブロ・リブレ地区のモニカ・テロ・ロペス市長ら2人の市長が、新たに平和大使に任命され、任命状が手渡されました。