UPF創設20周年にあたって

各界リーダーの絆こそUPF最大の原動力

UPF-Japan会長代行
竹内 啓晃

尊敬する各界のリーダーの皆様、有識者の皆様、そして世界中で平和の礎としてご尽力くださる平和大使の皆様。

私たちが共に歩んでまいりましたユニバーサル・ピース・フェデレーション、UPFが、本日2025年9月12日をもちまして創設20周年という記念すべき日を迎えることができますことを、共同創設者である韓鶴子総裁、ならびに各国のUPF責任者とともにご報告申し上げますとともに、皆様の温かいご支援とご協力に対し、心からの感謝を申し上げます。

この20年という歳月は、決して平坦な道のりではありませんでした。しかし、いかなる困難の中にあっても、私たちの前進を支え、行く先を照らしてくださったのは、まさしく皆様お一人おひとりの平和への情熱と、揺るぎない信念の光でありました。誠にありがとうございます。

今から20年前の2005年、故・文鮮明総裁と韓鶴子総裁は、21世紀の混迷する世界に新たな平和のビジョンを提示すべく、米国の地でUPFを創設されました。その根幹にあるのは、「神様のもとの人類一家族=One Family under GOD」という、すべての人間が国境、人種、宗教、文化の壁を越え、一つの家族として結ばれるというシンプルかつ深遠な理想であります。

創設以来、私たちはこのビジョンを羅針盤とし、世界約150カ国に広がるネットワークを通じて、具体的な平和活動を展開してまいりました。世界各国の現職・元職の国家元首や指導者をお迎えして開催する「World Summit」や、各界の専門家が知見を交わす「国際指導者会議=ILC」は、地球規模の課題解決に向けた具体的な提言と協力関係を築くための重要なプラットフォームとなりました。

私たちは、長年対立が続く中東や、今なお緊張が解けない朝鮮半島など、世界の紛争地域における和解と対話の道を粘り強く模索してまいりました。また、社会の最小単位であり、愛と平和を学ぶ最初の学校である「家庭」の価値を再認識し、青少年の健全な人格形成を促す教育プログラムにも力を注いでまいりました。これらの活動はすべて、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)とも軌を一にするものであり、私たちは国連経済社会理事会(ECOSOC)の総合協議資格を持つNGOとして、その責任と役割を果たすべく邁進しております。

UPFの20年の歩みを語る上で、決して欠かすことができないのが、全世界約10万人の平和大使の存在であります。平和大使の皆様は、政治、経済、学術、宗教、芸術、メディアといった、あらゆる分野の第一線でご活躍されながら、その卓越した識見と徳望、そして社会的な影響力をもって、UPFの理念をご自身の持ち場で具現化してくださる、私たちの活動の核心であり、最大の誇りであります。

ある方は、紛争当事者間の対話のテーブルを粘り強く設けてくださいました。ある方は、宗教間の協力や対話を進め、超宗教平和運動の先頭に立ってくださいました。またある方は、気候変動や環境破壊という、人類共通の課題に対し、次世代のための具体的な政策提言を行ってくださいました。皆様がそれぞれの地域社会で灯してくださる一つひとつの小さな平和のともしびが、やがて大きな光となり、世界を照らす希望となっているのです。

各界指導者とのパートナーシップは、単なる協力関係という言葉では表しきれません。それは、人類の未来に対する共通の責任を分かち合い、共に汗を流し、時には共に涙する、家族の心情文化による連帯であると確信しています。このかけがえのない絆こそが、UPFを突き動かす最大の原動力であり、私たちの最も貴重な財産です。改めて、皆様のご献身に心からの敬意と感謝を表します。

創設から20年が経過した今、私たちを取り巻く世界は、かつてないほど複雑で困難な課題に直面しています。深刻化する気候変動、世界各地で頻発する紛争、イデオロギーの対立による社会の分断、そしてデジタル空間における新たな脅威。これらの課題は、もはや一国や一組織の努力だけで解決できるものではありません。

このような時代だからこそ、UPFが掲げる「共生・共栄・共義」のビジョン、すなわち、共に生き、共に繁栄し、普遍的な理念・価値観を共にするという精神が、これまで以上に重要になると信じています。

創設20周年を新たな出発点とし、私たちはここに誓います。

第一に、私たちは政治、宗教対話と協力のプラットフォームをさらに強化し、世界のあらゆる指導者たちが知恵を結集できる場を広げてまいります。特に、未来を担う次世代の平和指導者の発掘と育成に、より一層力を注いでまいります。

第二に、私たちは、地球環境の保全を持続可能な平和の必須条件と捉え、気候変動対策や自然との共生に向けた具体的な行動を、グローバルなネットワークを駆使して邁進してまいります。

そして第三に、私たちは、創設者の平和思想の核心である「ために生きる」精神を社会の隅々にまで広げ、奉仕と分かち合いの文化を醸成することで、憎しみの連鎖を断ち切り、和解と許しの精神が息づく平和文化の構築に貢献してまいります。

尊敬する皆様。

平和の実現とは、壮大な交響曲を奏でるのに似ています。オーケストラに様々な楽器があるように、私たちの世界にも多様な人々、多様な文化、多様な価値観が存在します。それぞれが持つ独自の音色を尊重し、調和させることで、初めて荘厳で美しい平和のシンフォニーが生まれるのです。

平和大使、会員の皆様お一人おひとりは、このオーケストラにとって不可欠な、素晴らしい音色を奏でる演奏家であります。

UPF創設20周年にあたり、これまでの皆様のご支援、ご協力、そしてご友情に、重ねて心からの感謝を申し上げます。私たちの旅はまだ道半ばです。どうかこれからも、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますとともに、人類一家族世界の実現という壮大なビジョンに向かって、力強く共に歩んでくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

この記念すべき日を皆様と共に迎えられた喜びを胸に、私たちの前途が、そして皆様お一人おひとりの未来が、希望と平和の光に満ちあふれたものとなりますことを祈念いたします。

ありがとうございました。

※映像によるメッセージはこちらからご視聴ください。

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