UPFが主催する第3回希望前進大会が11月22日に開催され、194カ国から数百万人の視聴者がオンライン上に集い、世界平和推進への取り組みを呼びかけました。グローバルリーダーによる基調講演、教団・宗派の垣根を超えた宗教指導者による平和の祈り、世界レベルのエンターテインメントなどが行われ、平和文化創造への機運を高めました。

「神統一世界実現のための希望前進大会:共生・共栄・共義」をテーマにシリーズで開催されている同大会ですが、今回は特に朝鮮半島の平和的統一を祈り、朝鮮戦争勃発70周年を記念する大会として位置づけられました。

大会の冒頭、世界の宗教界を代表して、日本の諸宗教の指導者が平和への祈りを一つに集める「合水式」を行いました(=写真下)。

UPFの共同創設者である韓鶴子総裁(=写真下)は基調講演の冒頭、「新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界の至る所で政治、経済、宗教の分断が起こり、先の見えない状況が広がっている。いまや人々は、これまでの人間の努力では限界が来ていることを感じているはずだ。明るい未来を実現するためには、私たちの生活の中心に神様を迎えなければならない」と話しました。

さらに、韓総裁は今大会のテーマである朝鮮戦争について言及し、朝鮮半島の韓国が今日、自由と民主主義の価値を守り、その恩恵を享受しているのは国連軍の貢献によるものだと強調。「今回の希望の集いを開催することで、軍隊を派遣した16カ国と医療・装備を提供してくれたすべての国に感謝したい」と述べました。

韓総裁は今大会の開催にあたり、新たに2つのプロジェクトを立ち上げると発表しました。

第1に、70年前の朝鮮戦争当時、韓国に軍事的支援のみならず、医療支援、人道支援を行ってきた63カ国すべてに、その貢献を称える朝鮮戦争記念碑を設置したいと提案。「最も暗い時期に韓国を支援するために、いかなる形であれ奉仕し、犠牲になった国連軍の勇敢な若い英雄たちの名簿を作成し、『オンライン記念碑』を設置したい」と述べました。このプロジェクトは2021年に開始される予定です。

第2に、韓総裁は「世界平和芸術人連合」の設立を発表しました。新しい組織は、芸術を通じ他者のために生きることの崇高さを表現するとともに、感謝と平和と調和の文化を創造することを目的としています。

そのほか今大会では、韓国民族芸術団「リトルエンジェルス」のミュージカルとダンスの公演や、世界各国の指導者たちの記念スピーチがありました。

1971年から2017年まで米国下院議員で、韓国戦争の退役軍人だったチャールズ・ランゲル氏(=写真下)は負傷して瀕死の状態でありながら生き延びた自身の体験を回顧。「これほど多くの不幸と苦痛をもたらした場所(韓国)には決して戻りたくないと思っていた」としながら、その後、議員として韓国を訪れ、この国が廃墟の中から民主主義、自由と経済発展の象徴となり、米国との重要な同盟国となるのを目の当たりにしたといい、「戦争ではなく、70年後の今日、平和について話すことができることがとても重要である。神は私たちがお互いを滅ぼすことを創造したのではない」と強調しました。

韓国やイラクなどで大使を務めたクリストファー・ヒル氏(=写真下)は、「韓総裁のたゆまぬ努力と、諸課題の解決に向け人々の意識を高めるために多くのことを行ってきたUPFに感謝したい。韓総裁は私たちの誰よりもこの戦争の悲劇をよく知っている」と話しました。

このほか、国連軍に参戦した国を代表して、エチオピアのサール・ワーク・ゼウデ大統領、カナダのスティーブン・ハーパー元首相、ベルギーのイヴ・ルテルメ元首相、コロンビアのゲルマン・ブランコ・アルバレス下院議長などが講演しました。