ノルウェーのノーベル賞委員会は10月9日、2020年のノーベル平和賞を国連の世界食糧計画(WFP、本部・ローマ)に授与すると発表しました。世界の紛争地などで飢餓に苦しむ人々を支援し続け、平和と安定に貢献してきた活動を評価しました。

WFPは1961年創設の国連組織で、イタリアのローマに本部があります。紛争地に食料を供給したり、途上国の学校で栄養価の高い給食を提供したりするなど、世界88カ国9700万人に対して食料援助や緊急支援を行っています。

ノーベル賞委員会のライスアンデシェン委員長は記者会見で、「今年は紛争に加えて新型コロナウイルスの大流行により世界中で飢餓の瀬戸際に立つ人々が急増した。WFPは大きな貢献をしている」と授賞理由を説明しました。

WFPは、ノーベル平和賞に選ばれたことを受けて、ツイッターにメッセージを投稿し「深く感謝したい。平和と飢餓ゼロが結びついていることを世界に強く思い起こさせてくれる」とコメントしました。